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  • 漆の不思議
    漆をかきつける漆コラム “漆かき”
    万歴龍呼堂の器


      ■ もくじ ■

    =コラムトップ=

    =漆の不思議(硬化編)=

    =漆は弱いのか=

    =椀と椀=

    =漆は皮革のように=

    =万歴龍呼堂の器=

    万歴龍呼堂の器

    以前から親交のあった万歴龍呼堂の三好さんから2006年の夏ごろに
    器の相談を受けたことが今回のプロジェクトのきっかけでした。

    ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この東麻布に構える
    隠れ家のようなレストラン“万歴龍呼堂”は、空間や器など
    様々な部分にこだわりを貫き、食事だけではなくトータルでの
    完成度を目指しているところです。

    食事や空間は、人それぞれのお好みがあると思いますし、
    門外漢の私がコメントすることは差し控えたいと思いますが、
    器は、格段の品質です。主観的な部分を排除してコメントするにしても、
    料理それぞれに工夫を凝らした器を使う姿勢や、器のクオリティの
    違いは、同レベルの価格のレストランを確実に凌駕しています。

    今回は、予算の許す範囲で、新しい漆器を重点的に開発したいとの
    相談から始まりました。

    平安堂は、主に個人様に漆器をご提供しておりますので、ご家庭を
    イメージした“使いやすい器”を製作することが大半ですし、
    多くの方が、使うシーンを想像できる器が多くなります。

    このプロジェクトで非常にエキサイティングだと感じたことは、
    器を作りあげるコンセプトが、もっともっと限定的というか、
    万人に受け入れて頂く必要性がまったくない器作りであったこと。
    万歴龍呼堂という、非常に限定的な空間でのみ、その個性が
    発揮されれば良いという器作りだったことです。

    耐久性を考えるより、お客様が器を手にした時の驚きを演出できるよう、
    極限まで薄く挽いた木地。

    広い空間で、器がより主張される、あるいは器そのものが空間の中で
    アクセント足れるよう、大胆に蒔いた粗めの錫粉(すずふん)。

    そして品格を備えるために、最上級の職人たちに製作をさせるこだわり。

    これらいずれもが、「 手軽、気軽に使える 」「 色々なシーンで使える 」
    「 手ごろなお値段でご提供する 」という、一般的に考えるポイントと
    全て相反する要素でした。

    当初は、万歴龍呼堂に卸すためだけに図面を描き、製作を始めた器
    だったのですが、その器が、主観で、そして手前味噌で
    申し訳ないのですが、あまりに美しく、皆様にご紹介をしたくなり、
    通常のラインナップに加えた次第でございます。

    前述の通り、どのようなシーンでも使える器ではないと思いますし、
    気軽に使うには少々難しい器でもあります。

    単純な商売を考えると、絶対に採算の合わないシリーズになるだろうと
    覚悟はしておりますが、このような、“良い意味での無駄が詰まった器”
    は、現在、なかなかございません。

    このような“良い意味での無駄が詰まった器”は、味があるとか、
    趣きがあるという表現、あるいは、贅沢な器という表現がぴったりです。

    万人にはお勧めできませんが、このような器がツボにはまる方が
    いらっしゃれば、損得抜きに製作した甲斐がありますし、
    器屋冥利に尽きるというものです。

    自己満足に近い“山田平安堂の器”
    これも、新しい山田平安堂をなす大事な要素になってくれれば幸いです。


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