カートを見る


商品検索
  • 平安堂の歴史
  • 雑誌掲載
    『婦人画報』や『家庭画報』、『和楽』をはじめ500誌以上の雑誌に掲載して頂いております。
  • 日本ギフト大賞
アイテム別で探す
お椀

お椀
(飯椀・汁椀・吸物椀)

お盆

お盆・お膳
(ランチョンマット)

鉢・ボウル

鉢・ボウル
(小鉢・サラダボウル)

ボンボニエール

ボンボニエール
(菓子器・丸器など)

重箱

重箱・一ヶ重
(重箱・和菓子セット)

プレート

お皿・銘々皿
(小皿・プレートなど)

タンブラー

酒器・屠蘇器
(盃・片口など)

飾皿

インテリア・写真立
(花生・額・飾皿など)

小箱

小箱・手文庫
(小箱・文箱など)

ステーショナリー

ステーショナリー
(万年筆・デスク小物)

箸

箸・箸置・サーバー
(カトラリー・菓子切)

薬味入

テーブル小物
(楊枝入・薬味入など)

茶托

茶托
(茶托5枚組)

アクセサリーケース

装飾品・小物類
(アクセサリーなど)

  • 出産祝い 干支小椀
贈り物別で探す
  • 内祝い
  • 出産祝い
  • 出産内祝い
  • 結婚祝い
  • 引き出物
  • 還暦祝い
  • 法人ギフト
  • 海外の方へ(法人)
  • 海外の方へ(個人)
  • 昇進・栄転祝い
  • 叙勲・褒章祝い
  • 退職祝い
  • 快気祝い
  • 新築祝い
  • 誕生日祝い
  • 香典返し
  • 贈答品、記念品に 法人ギフト特集

  • フォトフレーム特集


  • 漆の不思議(硬化編)“漆かき”

     

    漆をかきつける漆コラム “漆かき”
    =漆の不思議(硬化編)=

    漆の不思議
      ■ もくじ ■

    =コラムトップ=

    =漆の不思議(硬化編)=

    =漆は弱いのか=

    =椀と椀=

    =漆は皮革のように=

    =漆の不思議(硬化編)=

    「漆」はご存知の通り、“漆の木の樹液”を活用した品を指しますが、
    この“漆の樹液”には、皆様の知らない不思議が沢山含まれています。


    我々との接点を振り返りますと、
    石器時代にまで遡ることができます。
    当時の利用方法は「 接着剤 」、後に、現在の漆器同様、
    食器や装飾品、インテリアなどに活用されるようになりました。

    では、なぜ、数多い樹木の中で、これ程までに漆の木の樹液が
    重宝され、現代にまで脈々と活用をされて来たのでしょうか?

    “漆の不思議”の最大のポイントは、自然が作り出した最強の接着力、
    そして、それを実現する特殊な乾燥方法にございます。

    表面に塗布した漆が“乾く”と、我々プロも表現していますし、
    多くの皆様が“漆が乾く”という表現に違和感を覚えないと思います。

    しかしながら、厳密に表現すると、表題の通り、漆は
    “硬化”するのであり、これが最大の特徴であり、何千年と
    代替のない天然塗料・接着剤として重宝されてきた背景となります。

    自然由来であれ、化学塗料であれ、一般的には、
    含有する水分やアルコールなどが蒸発や揮発することにより、
    表面に密着(=乾燥)するものが大半だと思います。

    しかしながら、漆の乾燥(硬化)は「 酵素反応(化学反応)」により、
    乾燥(硬化)が進みます。

    もう少しだけ細かい話をしますと、漆の樹液に含まれる
    “ウルシオール”“ラッカーゼ”という2種類の特殊な成分が
    活躍をします。

    これらが、空気中の水分と結びつくことにより
    複雑なメカニズムの酵素反応を起こし、
    非常に強固な皮膜(漆膜)を形成するのです。

    (この酵素反応は非常に強力で、縄文時代の漆膜が残るほどの
    耐久性を持ちます。)

    水分と酵素反応し硬化する訳ですから、
    他の塗料に比べ、非常に高い耐水性を持つことも、頷けます。

    もちろん、これらのプロセスが解明されたのは最近の話ですが、
    石器時代に遡る人々が、自然の作り出した恵みに気づき、
    そして活用してきたことに、驚きと敬意を感じます。(2006/6/30)


    漆器についてQ&A
    漆器のお手入れについて 漆器の品質について
    漆器の使い方 漆器の修理について
    海外について