ひとさじの金箔を散らして完成する和食のように、
奥ゆかしく、華やかな箸が登場いたしました。

細かい箔をふわりと散りばめ、上に漆を重ねて
箔の風合いがほんのり浮かび上がってくるよう
お作りしております。

煌びやかな印象の箔に漆をひと塗りすることで
奥ゆかしく華やかな印象に。
毎日の食卓にも、さりげなく華を添える
箸となることと思います。

“奥ゆかしい手もとの美”を、どうぞお楽しみくださいませ。

金銀箔の上に漆を重ねることで
深みのある「あめ色」を表現する技法、白檀塗。

これまで平安堂でご紹介している白檀シリーズは
白檀と黒色を交互に塗り分けた「白檀市松」が主でしたが、
お料理を細やかに取り分ける箸に合わせた
白檀塗を、と考え、今回の「白檀散らし」という
デザインが誕生いたしました。

空気が触れることにより、徐々に鮮やかな色へと
変化していくのも白檀塗の魅力。

月日を重ねるほどに食卓の思い出も鮮やかなものとなる、
そのようなお手伝いが出来ましたら嬉しく思います。

箸には「人と人とを橋渡しする」という意味があり、
結婚祝いや長寿祝いなど、ご家族の絆を深める
贈りものに相応しいカトラリー。

縁起の良い紅白梅を描いた木箱もご用意しておりますので、
おめでたい席のギフトに、ぜひご利用ください。