末広がりで縁起が良い日本の象徴「富士山」と
常に緑の葉を持ち不老長寿を意味する「松」を
漆芸の伝統技法・沈金（ちんきん）を用いて描かれた
漆器の長小箱をご紹介いたします。

日本の美しい風景を、日本で受け継がれてきた伝統技法で。
そのような想いで、こちらの長小箱をお作りいたしました。

お目出度いとされてきた朱と金の組み合わせは
法人や海外のご贈答にも相応しい華やかさ。
日本の心を手もとで感じるギフトとして
お選びいただけましたら幸いです。

日本の景観を象徴する世界文化遺産「富士山」。
美しさと雄大さから、数々の絵画や文学の題材とされ、
海外でも浮世絵などの日本絵画を通して
古来より大きな評価を得てきた、日本の景観です。

日本の城や庭園に欠かせない「松」、
幻想的な霞を手前に描き、
神々しくそびえ立つさまを表現いたしました。

これらのモチーフを描くにあたり用いたのは
漆の上にごく浅い彫刻をして
その溝に金を刷り込む伝統技法 ・沈金（ちんきん）。

すらっと細長く伸びる松の葉、幻想的な霞の濃淡など
細やかな線や点を表現するのに適した古典技法です。

構図や配色はシンプルながらも、
多様な金と銀の表情が楽しめる品となりました。
ぜひ、手もとでじっくり味わっていただけましたら
嬉しく思います。

こちらの長小箱は、フェルトを敷いておりますので
ジュエリーや記念品の小物など
大切なものを仕舞うのに適しております。

絶景の麓（ふもと）に、誰も知らない
自分だけの宝物を忍ばせるように・・・
手もとで開くたび、胸が弾む長手箱になることと存じます。

また、毎日身につけるものを入れておく
忘れな盆としてもお使いいただけます。
蓋付きですので、玄関などひと目につきやすい場所でも
インテリアのように置いていただけます。