【 野々村仁清 】
「仁清はまさにやきものを『使う』ため
の器から、『眺める』ための器へと、
劇的に変貌させたのであった。」
仁清の作品は現代ではこのように評価
されるほど芸術的価値の高いものだと
されております。
繊細・優美にして艶やか。
不世出の天才が遺した斬新な陶の数々
には、いつの時代も変わらない人を
魅了する力が備わっているようです。
野々村仁清…その人は
京都で初めて色絵陶器を大成し、
とことん日本の美を追求した陶芸家です。
平安堂がモチーフにする梅はそんな
仁清の描いた上品でいて優美な梅。
この切れ間に見え隠れする表情の異なる
梅絵画をご食事と共に、
どうぞお楽しみくださいませ。
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