厳しい寒さの中でもその緑を失わない“松”、
屈することなくしなやかに、まっすぐ伸びる“竹”、
そして百花にさきがけて花開き、ふくよかに香る“梅”…
もともとは、中国で「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」
と呼ばれ、いかなる困難にも耐え忍ぶものの象徴として
大切にされてきた松竹梅。
そんな「松竹梅」は奈良時代、日本に渡ってから
結婚式やお正月など“おめでたい”シーンには
欠かせない意匠として日本人に親しまれてきました。
“おめでたい”松竹梅をモチーフにした螺鈿(らでん)細工、
そして華やかな朱色で仕上げられたこのお盆。
結婚祝いや内祝いなど、喜びを皆と分かち合う
場面を晴れやかに彩る趣きにあふれた仕上がりです。
|