【雑節】入梅(にゅうばい)とは?梅雨とは違う?意味や使い方をご紹介します

入梅(にゅうばい)は、日本の暦のひとつである「雑節(ざっせつ)」のひとつ。
日本には四季の移ろいを表す表現が数多くあり、入梅もそのひとつです。
こちらでは入梅について、意味や使い方についてお伝えいたします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
入梅とは

入梅は、日本の季節の目安となる雑節のひとつで、梅雨入りのことを言います。
昔は「二十四節気」の芒種に入ってから、最初の壬(みずのえ)の日とされていましたが、現在では「太陽黄径80度の日」とされており、毎年だいたい6月11日頃です。
入梅のころには雨が多くなることから、農家の人たちの畑仕事の目安として用いられてきました。
ちなみに入梅からおよそ30日後に、梅雨が明けることを「出梅(しゅつばい)」と呼びますが、こちらはあまり一般的ではないようです。
2025年の入梅は6月11日(水)です。
入梅と梅雨入りの違いは?
雑節「入梅」は6月11日頃ですが、気象庁が発表する「梅雨入り」と必ずしも一致するとは限りません。
沖縄と関東では梅雨入りが約1ヶ月程度ずれることや、実際の梅雨はその年の気象状況によって異なるため、「入梅」という言葉はあくまでも暦の上での表現として使われます。
入梅の使い方
入梅という表現は、例えば以下のように使うことができます。
<手紙の書き出し>
「入梅の候、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか」
「早いもので、今年も入梅を迎えました」
6月11日を過ぎたころから、6月下旬頃までの季節の挨拶に使えると良いでしょう。
雑節と二十四節気の違い
入梅は「雑節(ざっせつ)」のひとつですが、日本の季節や生活の目安となる暦として有名な「二十四節気(にじゅうしせっき)」とは何が違うんだろうと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
二十四節気は、一年を二十四の季節に分けたもので、もともと中国から伝わった暦です。
二十四節気はさらにそれぞれを三つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」とともに、季節の移り変わりや動植物の動きを示すものとして用いられてきました。
一方で、中国で作られた二十四節気の中には、日本の季節と少しずれが感じられるものがあり、これを補うために生まれたのが雑節です。
雑節は日本特有の暮らしの暦で、梅雨入りを表す「入梅」の他にも、田植えや茶摘みの目安となる「八十八夜」や、この日までに田植えを終える目安とする「半夏生」などがあります。
入梅のころの食べ物

入梅のころには、以下の食べ物が旬を迎えます。
季節が夏へ移り変わっていくこの季節、栄養のある季節のものをいただいて、心身健やかに過ごしましょう。
梅
入梅という字にもあるように、6月は梅の季節です。
ほんのりと色づいた可愛らしい梅の実を使って、自家製の梅酒やシロップを作るのも良いのではないでしょうか。
梅は古くから毒消しや消化を助けるといった効能でも重宝されている食べ物。
じめじめと蒸し暑く、食欲がない時にも積極的に取り入れてみましょう。
赤紫蘇
鮮やかな色を楽しめる赤紫蘇も、入梅のころに旬を迎える食べ物の一つ。
同じく旬の梅と一緒に浸けて赤紫蘇の梅干しを作るほか、赤紫蘇のシロップを作れば初夏から夏にかけて、爽やかな味わいと色のジュースが楽しめます。
また赤紫蘇ビネガーは、疲労回復や夏バテ予防にも役立つのでおすすめです。
イワシ
入梅のころに水揚げされるイワシは、脂がのって一年でもっとも美味しいことから「入梅イワシ」とも呼ばれます。
タンパク質やカルシウム、ビタミンが豊富に含まれているイワシは、栄養たっぷりのごちそうに。
夏野菜と一緒にトマト煮にしたり、シンプルに焼いたりしていただきましょう。
みょうが
爽やかな香りが特徴のみょうがも、入梅のころに旬を迎えます。
薬味としてうどんや素麺に添えるほか、甘酢漬けや肉巻き、お味噌汁などにすることで、食卓に季節感と彩りを添えてくれるのではないでしょうか。
入梅のころにおすすめ。山田平安堂の漆器ギフト
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、入梅のころにおすすめの器を多く取り揃えております。
夏に向けて気温が上がりつつも、雨や曇りが続く毎日には、お気に入りの器と旬の食材で、食卓を豊かに彩ってみてはいかがでしょうか。
大切な方へのギフトにも安心してお選びいただけますよう、熨斗・ラッピングの無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
※表示価格は2025年5月19日現在のものです。
梅酒がお好きな方への贈り物に。梅ほころぶ富士山グラス
商品名:寿恵広グラス 梅結び
価格:8,250円(税込)/1客
おめでたい贈り物にかける「梅水引」をデザインしたこちらのグラス。
初夏にさっぱりといただきたい梅酒はもちろん、色が綺麗なハーブティーやアイスティーなどを楽しむのにぴったりのグラスです。
この季節の食卓に彩りを添える器として、また贈り物としてお選びいただけましたら幸いです。
父の日におすすめ!スタイリッシュな蒔絵タンブラー
商品名:シュバルツタンブラー 金龍銀龍
価格:8,250円(税込)/1客
ドイツの老舗クリスタルガラスメーカー「シュトルツルラウジッツ」社のタンブラーに、伝統工芸・蒔絵(まきえ)でモダンな刷毛目を描きました。
ビールや焼酎、アイスコーヒーなどを美味しく召し上がっていただけるグラスとして、お父様への贈り物にご好評いただいております。
2025年の父の日は、6月15日(日)。
日頃の感謝を伝えるギフトとして、今年の父の日にいかがでしょうか。
アイスティーやカクテルに。冷たい飲み物を美味しくいただくペアグラス
商品名:寿恵広グラス 金龍銀龍(ペア)
価格:11,000円(税込)
シュトルツルラウジッツ社のクリスタルグラスに、金銀の蒔絵を施したペアグラス。
末広がりで縁起の良い「富士山」の形のグラスは、縁起の良い贈り物としてご結婚御祝などにお選びいただいております。
口当たりのすっきりとしたデザインですので、これからも季節、ビールだけでなく冷たいお飲み物を美味しく召し上がっていただけるのではないでしょうか。
ウェディングチャペルをイメージしたガラスプレート
商品名:ガラスプレート 唐草ハート(ペア)
価格:11,000円(税込)
イタリアの老舗ガラスブランド「VIDIVI(ヴィディヴィ)」のプレートに、蒔絵で装飾を施しているこちら。
お二人の未来を誓うウェディングチャペルをイメージしたデザインでお作りした華やかな器です。
6月にご結婚される方への贈り物としてご検討いただけましたら幸いです。
軽やかな食卓を演出するみつ飴シリーズの小鉢
商品名:取鉢 みつ飴
価格:5,500(税込)
「漆器の技法を生かしつつ、新しい表情を楽しめる器を」という職人のアイデアから生まれた「みつ飴シリーズ」。
とろりとした透き色を重ねることで、奥行とみずみずしさのある独特の風合いをお楽しみいただける器です。
サラダボウルやデザートボウルとして、軽やかにお使いくださいませ。
【夏季限定】お料理に涼を添える青紅葉プレート
商品名:丸皿 青紅葉
価格:5,500(税込)
夏のお料理の“あしらい”として人気の青紅葉を描いたプレート。
お料理をさっと盛り付けるだけで、季節感があり上品な仕上がりをお楽しみいただけます。
例年、入梅のころから期間限定でのご用意となります。
ぜひこの機会にご覧くださいませ。