七夕の節句の由来や意味を知ってる?星祭とも呼ばれる行事をもっと楽しくお祝いしよう

7月7日は「七夕(たなばた)」。
七夕が近づくと、学校や商店街などで短冊を笹に飾ったり、天の川や織姫・彦星をモチーフにした七夕飾りなどを目にする機会が増えるのではないでしょうか。
季節の行事というイメージのある七夕ですが、もともとの名前は「七夕(たなばた・しちせき)の節句」と言い、昔は今とは少し違った意味合いを持つお祭りでした。
こちらでは、そんな七夕について、由来や意味、またお祝いの方法についてお伝えいたします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
七夕の節句とは?

七夕の節句は、毎年7月7日にお祝いする行事です。
もとは裁縫や機織りの上達を願ったお祭りでしたが、時代の流れとともに、その他の願い事も含めて「短冊に願いを書いて天に届ける」という形が一般的になりました。
七夕の節句は以前は旧暦でお祝いをされていましたが、現在ではグレゴリオ暦(新暦)でお祝いされることがほとんど。
ただし地域によっては、8月7日頃(旧暦7月7日)にお祝いする風習が残っている場合もあります。
七夕の節句は「五節句」のひとつ
七夕の節句の由来は、もともと五節句のひとつとしてお祝いされていました。
五節句とは、日本で昔から親しまれている四季ごとの五つの行事。
中国から伝わった陰陽五行説に由来し、奇数の数字が重なるおめでたい日として、江戸時代に幕府によって次の五節句が公式に定められました。
<五節句>
人日の節句(七草の節句)…1月7日
上巳の節句(桃の節句)…3月3日
端午の節句(菖蒲の節句)…5月5日
七夕の節句(笹竹の節句)…7月7日
重陽の節句(菊の節句)…9月9日
現代では「節句」というと、女の子のお祝いであるひな祭りや、男の子のお祝いである端午の節句をイメージする方が多いですが、実は七夕も五節句のひとつだったんですね。
中国と日本の風習が合わさって現代の形に
七夕の節句は、中国から奈良時代に伝わった「乞巧奠(きこうでん)」という行事と、日本古来の「棚機(たなはた)」という行事が組み合わさって現在の形になったとされております。
「乞巧奠」は、織姫伝説としても知られており、機織りの名手であった織姫にあやかって、裁縫や織り物が上達するようにと願ったお祭り。
一方の「棚機」は、秋の豊作を祈り神様にお供え物をするお祭り。
乙女が機で着物を織り、神様のために棚に供えたことからこの名前で呼ばれています。
もともとはそれぞれ違う意味をもったお祭りでしたが、次第に混ざり合い、室町・江戸時代には、書道や芸事などの上達も一緒に願われるようになりました。
織姫と彦星の伝説から縁結びの日としてもお祝いされる

1年に1度、七夕の夜にしか会うことができない織姫と彦星のロマンティックな物語としてよく知られている「七夕伝説」。
夜空の星座にもなっていることや、七夕の「願いを叶える」という意味と合わさって、恋愛にまつわる願い事をする日としても知られています。
7月~8月にかけては、織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)、そしてその二つの星の間を流れる天の川をよく見ることができますが、七夕当日、7月7日は雨が多いことでも有名です。
ちなみに七夕の雨は「催涙雨」と言われ、織姫と彦星が再開して流すうれし涙とも、再び別れることへの悲しみの涙とも言われます。
七夕の節句には何をする?
七夕の節句には、以下のようなお祝い方法で、日本の昔ながらのお祭りに思いを馳せながら、季節感を楽しんでみてはいかがでしょうか。
笹竹に短冊などの七夕飾りを飾る

七夕には、色紙や和紙などで短冊を作り、願い事を書いて飾ってみてはいかがでしょうか。
真っすぐと天に向かって伸びる笹竹は昔から縁起が良く、笹に短冊を飾るのは“願い事を神様に見つけてもらえますように”という意味が込められていました。
笹竹が手に入らない場合には、代わりに家にある観葉植物に吊るしたり、折り紙やマスキングテープなどで笹竹を表現したものに飾ったりと、色々な方法で気軽に楽しんでみましょう。
行事食である素麺をいただく

七夕の節句の行事食は「素麺」。
もともと中国では、七夕の節句に「索餅(さくべい)」と呼ばれる小麦粉を練ってより合わせたお菓子を食べる習慣があり、索餅は素麺の原型とされていることから、現代では素麺をいただくことが一般的になりました。
見た目にも涼やかで、さっぱりといただける素麺を食べて、美味しく暑い季節を乗りきりましょう。
夜空を見上げて星を愛でる
七夕は別名「星祭(ほしまつり)」とも呼ばれます。
織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)は、天の川をはさんで両岸に見られる星で、“夏の大三角形”とも言われる、夏の夜空で強く輝く星座の一部でもあります。
七夕の夜には大切な方と星空が見えるところに出かけて、織姫伝説に思いを馳せながら空を見上げて過ごすのも素敵ですね。
七夕の頃の食卓に使いたい「山田平安堂」の漆器シリーズ
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、七夕の節の頃の食卓を彩る器を多数ご用意しております。
夏季限定といたしまして、涼やかな「白漆」の器もご用意しております。
この季節の贈り物に相応しい、季節感のある贈り物もご用意しておりますので、ぜひこの機会にご覧いただけましたら幸いです。
※表示価格は2025年5月26日現在のものです。
【夏季限定】素麺をさっと盛るだけで絵になる青紅葉のボウル
商品名:サラダボウル 青紅葉
価格:11,000円(税込)
夏のお料理の“あしらい”として人気の青紅葉を描いたサラダボウル。
お料理をさっと盛り付けるだけで、季節感があり上品な仕上がりをお楽しみいただけます。
期間限定でのご用意となりますため、ぜひこの機会にご覧くださいませ。
【夏季限定】お料理に涼を添える青紅葉プレート
商品名:丸皿 青紅葉
価格:6,600円(税込)
天ぷらなどのお料理を載せるのにぴったりの青紅葉プレート。
縁を広く残し、中心部分にお料理を配置することで、上品に盛り付けることができます。
まるで懐石料理の一品のような盛り付けをお楽しみいただける器です。
【夏季限定】食卓を明るく彩る白漆のサラダボウル
商品名:サラダボウル 白漆
価格:6,600円(税込)~
夏の日差しに映える、白漆のサラダボウル。
1人分の丼としてちょうど良い小サイズと、ご家族の真ん中に置きたい大サイズをご用意いたしました。
軽く取り回しのしやすさも魅力です。
【夏季限定】お中元や季節のご挨拶におすすめの重箱×和菓子セット
商品名:一ヶ重 金魚(和菓子セット)
価格:9,900円(税込)
創業120年の老舗「赤坂青野」の人気銘菓を、重箱にたっぷりと詰め合わせてお届けするギフトセット。
夏季限定にてご案内しているこちらは、ひらりひらりと優雅に泳ぐ夏の風物詩・金魚を大胆に描いた絵柄です。
お世話になっている方へ贈るお中元の品として、また季節のご挨拶の品としてお役立ていただけましたら幸いです。
アイスティーやカクテルに。冷たい飲み物を美味しくいただくペアグラス
商品名:寿恵広グラス 金龍銀龍(ペア)
価格:11,000円(税込)
シュトルツルラウジッツ社のクリスタルグラスに、金銀の蒔絵を施したペアグラス。
末広がりで縁起の良い「富士山」の形のグラスは、縁起の良い贈り物としてご結婚御祝などにお選びいただいております。
口当たりのすっきりとしたデザインですので、これからの季節、ビールだけでなく冷たいお飲み物を美味しく召し上がっていただけるのではないでしょうか。
ウェディングチャペルをイメージしたガラスプレート
商品名:ガラスプレート 唐草ハート(ペア)
価格:11,000円(税込)
イタリアの老舗ガラスブランド「VIDIVI(ヴィディヴィ)」のプレートに、蒔絵で装飾を施しているこちら。
お二人の未来を誓うウェディングチャペルをイメージしたデザインでお作りした華やかな器です。
この夏ご結婚される方への贈り物としてご検討いただけましたら幸いです。
軽やかな食卓を演出するみつ飴シリーズの小鉢
商品名:取鉢 みつ飴
価格:5,500円(税込)
「漆器の技法を生かしつつ、新しい表情を楽しめる器を」という職人のアイデアから生まれた「みつ飴シリーズ」。
とろりとした透き色を重ねることで、奥行とみずみずしさのある独特の風合いをお楽しみいただける器です。
サラダボウルやデザートボウルとして、軽やかにお使いくださいませ。
【夏季限定】思わず笑顔になるすいかのプレート
商品名:丸皿 すいか
価格:7,150円(税込)~
瑞々しいすいかを表現した丸皿です。
種のうちひとつだけを「ハート」にして描くなど、遊び心たっぷりに仕上げております。
ユーモアあふれる器として、夏の食卓を賑やかに彩ってくれるのではないでしょうか。
土用の丑の日のうなぎを贅沢にいただく丼重
商品名:丼重 七宝蒔絵
価格:9,900円(税込)
古くからの吉祥文様である「七宝」絵柄を描いた丼重。
ご家族の無病息災を願う、土用の丑の日にうなぎをいただくのにぴったりの器をご用意しております。
おもてなしの日の器としてもおすすめです。