【2025年版】八十八夜とは?新茶が美味しい季節に知りたい暮らしの暦の意味

八十八夜(はちじゅうはちや)は、日本の暦のひとつである「雑節(ざっせつ)」のひとつ。
こちらでは八十八夜について、2025年の日付や意味、お茶との関係についてお伝えします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
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八十八夜とは
八十八夜は、日本の季節の目安となる雑節のひとつで、立春を1日目と数えた時の88日目のことを言います。
昔は「八十八夜の別れ霜」といって、この頃まで霜が降っていたことから、八十八夜を過ぎると本格的に農作業に取り掛かるとされていたそうです。
ちなみに八十八夜は新茶の日というイメージがありますが、お茶に限らず農業全般にとって縁起の良い日。
八十八という字は組み合わせると「米」になり、稲を植えるための苗床づくりの準備をはじめるのにも適している日とされていました。
2025年の八十八夜は5月1日
2025年の八十八夜は、5月1日(木)。
八十八夜は立春の日付を元にしていることから、年によって日付が少しずれるという特徴があります。
また2月29日がある「うるう年」かどうかによっても、日付がずれます。
年 | 八十八夜 | 立春 | うるう年 |
---|---|---|---|
2024年 | 5月1日 | 2月4日 | 〇 |
2025年 | 5月1日 | 2月3日 | × |
2026年 | 5月2日 | 2月4日 | × |
2027年 | 5月2日 | 2月4日 | × |
2028年 | 5月1日 | 2月4日 | 〇 |
2029年 | 5月1日 | 2月3日 | × |
2030年 | 5月2日 | 2月4日 | × |
雑節と二十四節気の違い
八十八夜は「雑節(ざっせつ)」のひとつですが、日本の季節や生活の目安となる暦として有名な「二十四節気(にじゅうしせっき)」とは何が違うんだろうと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
二十四節気は、一年を二十四の季節に分けたもので、もともと中国から伝わった暦です。
二十四節気はさらにそれぞれを三つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」とともに、季節の移り変わりや動植物の動きを示すものとして用いられてきました。
一方で、中国で作られた二十四節気の中には、日本の季節と少しずれが感じられるものがあり、これを補うために生まれたのが雑節です。
雑節は日本特有の暮らしの暦で、田植えや茶摘みの目安となる「八十八夜」のほかに、梅雨入りを表す「入梅」や、この日までに田植えを終える目安とする「半夏生」などがあります。
八十八夜といえば「お茶」

八十八夜と聞くと、「夏も近づく八十八夜~♪」という出だしではじまる茶摘みの歌を思い浮かべる方も多いかもしれません。
この歌にある通り、八十八夜のころは各地でその年の一番最初のお茶の葉の収穫がはじまります。
冬の間じっくりと栄養をためて芽吹いた若葉から採られる新茶は、お茶の中でも風味が柔らかく、フレッシュな味わいと香りが楽しめるのが特徴。
また緑茶のうまみや甘みの成分である「テアニン」が多く含まれていることからも、貴重で美味しいお茶として大変喜ばれます。
「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと一年間健康で過ごせる」とも言われており、縁起物としても親しまれています。
八十八夜のころにおすすめ。山田平安堂の漆器ギフト
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、八十八夜のころにおすすめの器を多く取り揃えております。
例年、八十八夜のころに収穫された新茶が出荷されるのは、5月~6月頃。
この時期ならではのフレッシュな味わいを、ぜひお気に入りの器で楽しんでみませんか。
大切な方へのギフトにも安心してお選びいただけますよう、熨斗・ラッピングの無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
※表示価格は2025年4月14日現在のものです。