お正月の「お屠蘇(とそ)」とは?無病息災を願う意味や作り方など基礎知識をご紹介

お正月の「お屠蘇(とそ)」とは?無病息災を願う意味や作り方など基礎知識をご紹介

漆器 山田平安堂|屠蘇器セット 吉々丸

お正月に無病長寿を願っていただくお酒、「お屠蘇(とそ)」。
お正月に飲む日本酒をこう呼ぶこともありますが、本来「お屠蘇」は日本酒やみりんに数種類の生薬を漬けて作る薬草酒です。

こちらでは、お屠蘇の持つ意味や、ご家庭で簡単にできるお屠蘇の作り方についてお伝えします。
日本の伝統文化を知ることで、今年はもっと豊かなお正月を過ごしてみませんか。



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宮内庁御用達 漆器 山田平安堂
宮内庁御用達漆器山田平安堂
創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。




お屠蘇(とそ)とは?

お屠蘇とは?

漆器 山田平安堂|屠蘇器揃 扇面

お屠蘇とは、無病息災や長寿を願ってお正月にいただくお酒のこと。
「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という意味があり、厄除けのために5~10種類の薬草をお酒やみりんに漬けて作ります。
お屠蘇に入れる薬草のことを「屠蘇散(とそさん)」と呼びます。

<屠蘇散の代表的な中身>
・山椒(さんしょう)
・陳皮(ちんぴ)
・桔梗(ききょう)
・肉桂(にっけい)
・八角(はっかく)
・白朮(びゃくじゅつ)
・防風(ぼうふう)
・大黄(だいおう) など



お屠蘇の歴史

お屠蘇を元旦にいただく習慣は、平安時代から貴族の間で行われていました。
その後江戸時代に一般市民に広まったと言われております。
もとは中国で三国志の時代のお医者様が、一年の厄災をよけるために生薬を調合して飲んだのが始まりとされています。



お屠蘇の作り方

お屠蘇はご家庭でも簡単に作ることができます。
こちらでは一般的なお屠蘇の作り方についてご説明いたします。
屠蘇散はお正月が近くなるとドラッグストアなどで購入することができます。

<用意するもの>
・日本酒 … 200ml
・本みりん … 100ml
・屠蘇散 … 1袋(ティーバッグ)

<作り方>
1.日本酒とみりんを合わせて屠蘇散を袋のまま漬ける
2.5~8時間おく
3.屠蘇散をとりだし、器に注いでいただく

※お正月の朝にいただく場合は大晦日に用意するのがおすすめです。
※日本酒と本みりんは上質なものを使うとより味が良くなります。
※日本酒と本みりんの割合はお好みで調整して下さい。日本酒が多いと辛口に、みりんが多いとまろやかで甘みが増します。
※みりんはみりん風調味料ではなく本みりんを使いましょう。



お屠蘇の作法

お屠蘇とは?

漆器 山田平安堂|屠蘇器揃 面取

お屠蘇をいただく際には、せっかくですから昔ながらの作法に従ってみてはいかがでしょうか。
こちらでは、お屠蘇の基本的な作法をご紹介いたします。



お正月の朝に家族揃っていただく

お屠蘇は元旦の朝にいただきます。
家族が揃って新年の挨拶を済ませたあと、おせち料理をいただく前のタイミングです。
正式には、若水(その年初めて汲んだ水)で手を清め、神棚や仏壇にお参りしてからいただくのが良いでしょう。



伝統的には「屠蘇器(とそき)」でいただく

お屠蘇は、屠蘇器(とそき)と呼ばれる伝統的な器でいただきます。
屠蘇器はお屠蘇を入れる「お銚子(ちょうし)」と「三つ組盃」、それらをのせる台がセットになっているものが一般的です。
略式として、中盃(三つ組盃の真ん中の盃)のみを使うことも多いですが、状況に合わせて家族で一つずつ盃を使うなどでもよろしいかと存じます。



年少者から順番にいただく

お屠蘇は、「若者の英気を分ける」という意味から、年少者から順にいただきます。
最年長の方(もしくは家長)が盃にお屠蘇を注ぎ、年齢の若い順に回していきます。
厄年の方は、他の人から厄除けの力を分けてもらうという意味で最後にいただきます。

お屠蘇はお酒ですので、お子様やお酒が飲めない方は、飲むふりをするだけでかまいません。
ご家族の一年の健康を願いながら、楽しくいただきましょう。



創業1919年漆器専門店「山田平安堂」の屠蘇器

宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、モダンなデザインから格式高いものまで、多数の屠蘇器をご用意しております。
あまり買い替えるものではございませんので、ぜひじっくりと見比べてお選び下さいませ。



新年を寿ぐシンプルな屠蘇器

商品名:屠蘇器揃 面取
価格:72,600円(税込)


新年にふさわしく、伝統色で統一したシンプルな屠蘇器揃です。
艶やかな黒と魔除けの意味のある朱、おめでたい金をお楽しみいただけます。
長く使い続けたい屠蘇器としてご愛用いただけましたら幸いです。

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人と人の輪をつなぐモダンな屠蘇器

商品名:屠蘇器揃 輪つなぎ
価格:66,000円(税込)


円が重なるようにデザインされた台が魅力の屠蘇器セット。
人と人との円(縁)がどこまでもつながっていきますように…という意味を込めました。
どこかモダンな雰囲気をお楽しみいただける屠蘇器揃です。

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奥ゆかしい白檀の輝きを楽しむ屠蘇器

商品名:屠蘇器揃 白檀
価格:51,700円(税込)


銚子とお盆に「白檀塗(びゃくだんぬり)」という技法を用いた屠蘇器です。
銀箔の上から漆を塗ることで、奥からほんのりと輝くような独特の風合いをお楽しみいただけます。
白檀塗のお重箱も別にご用意しておりますので、合わせてお使いいただくのも素敵ではないでしょうか。

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縁起の良い「扇面」を描いた屠蘇器

商品名:屠蘇器揃 扇面
価格:198,000円(税込)


末広がりの縁起物「扇」を伝統工芸「蒔絵(まきえ)」で繊細に描いた屠蘇器です。
扇にはそれぞれお正月飾りとしても用いられる松竹梅をあしらいました。
家族の幸せを願う、古典的で優美な絵柄をお楽しみくださいませ。

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伝統美を堪能する「梅蒔絵」の屠蘇器

商品名:屠蘇器揃 仁清梅蒔絵
価格:1,100,000円(税込)


江戸時代の陶芸家「野々村仁清」が描いた梅をモチーフに、華やかで繊細な蒔絵で表現した非常に贅沢な屠蘇器です。
梅は早春に花をつけることから、生命力や厄除けを意味する吉祥模様でもございます。
芸術的な美しさを堪能できる屠蘇器としてお選びいただけましたら幸いです。

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漆器 山田平安堂について

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1919年創業。宮内庁御用達を頂戴いたしました、先人達の伝統を大切にしつつ現代のライフスタイルに合い、オリジナリティーに富んだ新しい 漆器の提案を心掛けております。贈り物にもご自宅用にも、“思わず語ってしまいたくなるような器”をご提案させていただいております。



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