引き出物は、披露宴に出席頂いた方へお贈りする贈り物です。

元々、結婚のようなお目出度いお祝い事の際には、その幸せを周りの人にもおそわけするという
気持ちがあったため、引き出物を贈るという習慣が残ったと言われています。


「切れること、割れること」 を結婚式では忌み言葉として避けるのが一般的です。
そのため、包丁やナイフといった“縁を切る”イメージに繋がるものや、ガラスや
陶器といった“割れる”イメージに繋がるものは避けた方が良いかと存じます。

漆器は「割れにくい」素材で作られておりますので、安心して贈れるギフトとして
お薦めでござます。また、漆器は、晴れの日の記念品にはかかせない、上品な
華やかさを持ちながら、軽く、持ち運び易いため、遠方からのお客様への配慮も
伴った贈り物になるのではないでしょうか。







縁がほどけないよう「結び切り」の熨斗紙を使用します。

上書きは 「寿」 が一般的です。お名入れは色々ございます。最も一般的なものは、写真のようにご両家の苗字です。この他、「○○家 ○○家」、あるいはフルネーム、名前だけといったパターンがございます。

引出物はメインですので 「苗字」、引菓子を「下の名前」という形式が一番多いようです。なお、右側が男性、左側が女性の名前を記載します。


平安堂では、感謝の気持ちを伝える一つとして、
「ありがとう寿」ののし紙をご用意しております。

「ありがとう寿」は “ありがとう”で“寿”を描いた
平安堂オリジナルののし紙でございます。

いつもよく目にする「寿」という文字の中に
贈り手からの“ありがとう”のメッセージを伝えることが
出来たら、贈られた相手のほころぶ笑顔が
見えるような…
そんな温かな贈り物になるかもしれません。